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少しずつ夏の暑さが落ち着いて秋に季節が変わっていく頃、そろそろキャンプを再開しようかなと思っている方も多いのではないでしょうか。
そんなベストシーズンともいわれる秋冬のキャンプですが、見落としがちな注意点があるのをご存じでしょうか。秋冬キャンプの注意点やコツは意外と知らないという方は多いようです。
そこで、本記事ではキャンプ歴15年の筆者が秋冬キャンプで気を付けておくべき注意点をご紹介。
秋冬キャンプの計画を立てている、そろそろ夏の暑さも落ち着いてきてキャンプを再開しようと考えているという方はぜひ参考にしてください。
秋冬キャンプで気を付けたい注意点は5つ
さっそく秋冬キャンプで気を付けたい注意点について具体的に紹介していきます。
中には筆者が経験した数々の失敗も紹介していくので、同じような失敗をしないためにもしっかりと確認しておくといいでしょう。
秋冬キャンプで気を付けておきたい注意点は以下の5つ。
- 朝晩の冷え込みの対策を徹底する
- 強風による焚き火の燃え移りに注意
- 気温が低く、ガス缶が使えない場合がある
- 涼しくても食材の管理には注意
- 秋冬キャンプに対応した道具を準備する
それぞれ詳しく解説していきます。
朝晩の冷え込みの対策を徹底する
秋冬キャンプの気温の変化には注意が必要です。油断していると持っている服や寝袋では防げない寒さになることも考えられます。
週間天気を見ながら気温差はどの程度か、予備の上着をもう1着もっていくなど、キャンプに行く前の段階で備えておくといいでしょう。
筆者も寒さでキャンプの思い出が最悪になってしまった経験を何度かしています。前日の気温が温かかったこともあり、防寒着を持たずにキャンプに出発。日中は快適に過ごせる気温でしたが、夜になるにつれて気温が急低下。防寒着もなかったため身体の芯から冷えて体調をすぐしてしまったという失敗があります。
日中の気温が温かくても朝晩は冷え込むことも考えられます。秋冬キャンプは特に念には念をという気持ちで温かい上着や毛布・ブランケットなどを持っていくといいでしょう。
強風による焚き火の燃え移りに注意
秋冬は風が突風のような強い風がときどき吹くことがあります。テントの設営時や焚き火中は時に強風などへの対策も必要となるので覚えておくようにしましょう。
焚き火をしているときに突風が吹けば、火の粉や灰が周りに飛んでいきます。
筆者も実際に経験がありますが、風によってあおられた火の粉が着ていた服に飛んできて服に穴が開いてしまったという苦い経験も何度もしています。
なるべく、風が強い日には焚き火は控える、火の粉が飛んできても燃え広がりにくい難燃素材の衣類を選ぶなどして対策するといいでしょう。
また、服だけでなく、テントやタープにも火の粉が飛んでいくことも考えられます。自分のテント・タープに近すぎないか、また周りのサイトへの影響はないかどうかも必ず確認しておくようにすると秋冬キャンプでの失敗を避けられます。
気温が低く、ガス缶が使えない場合がある
キャンプで調理のためによく使用されているシングルバーナーにはCB缶やOD缶といったガス燃料を使用することが多いかと思います。
このCB缶やOD缶は外気温によってうまく着火できない、使えないということがあるので注意しておくようにしてください。気温が5度を下回る場合には「ガス缶が使えない可能性」を視野に入れておくといいでしょう。
また、どうしても寒い時期や寒い地域でガス燃料を使用したい場合には、寒冷地用のガス缶を選ぶという対策も有効です。寒冷地用やハイパワーガスであれば標高の高い場所や寒い時期でも問題なく使用することができるでしょう。
涼しくても食材の管理には注意
夏場と違い、気温も下がってくる秋冬キャンプですが、食材の保管には注意しておく必要があります。「夏場と比べて気温も低いし常温でも大丈夫」と油断していると気づかないうちに食材が傷んでいたりすることが考えられます。
特にお肉や魚などの生ものはしっかりとクーラーボックスやクーラーバッグ、さらにはポータブル冷蔵庫などに入れておくようにしましょう。
気温が下がってきたから食材を常温で置いておいても大丈夫、と言う認識は危険です。しっかりと食材の衛生管理を行うように注意することでキャンプの食材管理の失敗は防げます。
秋冬キャンプに対応した道具を準備する
夏場のキャンプとは装備の面でも異なるポイントが多くなるのが秋冬キャンプの大きな特徴でもあるでしょう。
例えば、夏場は必要なかった石油ストーブや薪ストーブ、カイロや湯たんぽなど秋冬キャンプには欠かせないアイテムも多くあります。
冒頭でもお伝えしていますが、秋冬キャンプは特に寒さに注意する必要があります。筆者も寒さ対策を怠って秋冬キャンプでは寒すぎてホテルに移動や寒くて全く寝られないなどの失敗をしてきました。
秋冬でのキャンプで大切なのは念には念をという気持ちです。週間天気や予想気温などを確認しながらキャンプに適した装備を持っていくようにしましょう。
まとめ:適切な対策をしてキャンプのベストシーズンを満喫しよう
本記事では秋冬キャンプの注意点を紹介してきました。
キャンプ歴15年の筆者も寒さが深まっていく秋冬キャンプでは多くの失敗を経験してきました。今から秋冬キャンプに備えて準備を進める方が秋冬キャンプでの失敗を避けられるようになると嬉しいです。
秋冬はキャンプのベストシーズンと言っても過言ではありません。最適なキャンプにするためにも事前に注意点や失敗ポイントを知って回避するように対策をしておきましょう。
キャンプ歴15年のアウトドアライター。キャンプが好きすぎてアウトドアグッズ専門店のスタッフやキャンプ場スタッフを経験。
現在は自分でDIYをした車中泊仕様車で全国を旅しながら面白い発見や旅のコツを発信中。