冬の車中泊を快適にするコツとは?あると便利な車中拍グッズを紹介します

冬の車中泊はとにかく「寒さとの戦い」です。寒さのせいで「体調を崩してしまった」「寒さでよく眠れなかった」という経験は車中泊をしている人なら1度や2度ではないはずです。

とはいえ、はじめて冬の車中泊を始めようと思っている人はなるべくそんな経験はしたくないですよね。

そこで本記事では車中泊歴5年の筆者が今までに冬の車中泊の経験から学んだ「冬の車中泊で使えるコツ」や「冬の車中泊にあると便利なグッズ」を紹介していきます。

最後まで読めば冬の車中泊でも快適に過ごすためのヒントが見つかるでしょう。

冬の車中泊で使えるコツ

車中泊ができる車とその周り立つ木々

冒頭でも少し触れましたが、冬の車中泊はとにかく「寒さ」との戦いです。外気温が低いため、車内も寒くなることが考えられます。

しかし、コツさえ知っていれば寒い冬の車中泊でもしっかりと眠ることは可能です。まずは冬の車中泊でも使えるコツを見ていきましょう。

冬の車中泊ですぐにできるコツ5つはこちら

  • 窓からの冷気を遮断する
  • 床下からの冷え対策を行う
  • 重ね着で体温の調節をする
  • 保温性の高い寝袋を使う
  • 寝る前に車内を温める

それぞれ具体的に紹介していきます。

1.窓からの冷気を遮断する

車中泊可能な車の車内

窓は直接外気の寒さが車内に入ってくる部分でもあるため、まずは窓からの冷気を遮断することが冬の車中泊では重要になってきます。

窓から入ってくる冷気を遮断して少しでも車内の気温が下がるのを防ぎましょう。

断熱材を窓枠に合わせてはめる、もしくはカーテンを設置するなどの対応が比較的簡単な方法となるため、車中泊初心者の方にもおすすめです。

筆者もカーテンレールをボンドで車体に固定し、カーテンの布を取り付けただけの簡易的な防寒対策ですが、冬場の冷気対策にはとても役立っています。

2.床下からの冷え対策を行う

車に取り付けられた木のベッド

次に冬の車中泊で大切なのが「床下からの冷え対策」です。車内が冷えてしまうのは地面から伝わる冷気が原因とも言われています。

特に車の荷室に直接寝る場合は、床の冷えに注意してください。地面からの冷気をなるべく防ぐためにも①マットレスを敷く②ベッドやコットで寝るなどの対策も有効です。

筆者も始めは荷室に直接マットレスを敷いて寝ていましたが、背中にひんやりとした空気を感じるようになったためベッドを作成しました。

地面からの高さが出た分、冷気が気にならなくなるなど大きな効果が見られました。

3.重ね着で体温の調節をする

車中泊中の温度調整に使う衣類

冬の車中泊では温かい服を着るのはもちろんですが、重ね着をすることでさらに保温性を高めていくことが大切です。

そのためには保温性の高いウェアを選ぶ、ヒートテックなど汗をかいても体温の低下を防げるものを選ぶようにしましょう。

4.保温性の高い寝袋を使う

ナンガオーロラライト450DXのシュラフ

冬は使用する寝袋にも注意が必要です。

夏場は保温性や温かさをそこまで気にしなくてもよかったものの、冬の車中泊ではしっかりと保温性の優れた寝袋を選ぶことがとても重要です。

筆者は「ナンガオーロラライト450DX」という高品質のダウンが使用された寝袋を長年愛用しています。

気温マイナス5℃までに対応しているため、国内での車中泊であれば問題なく快適に寝ることも可能です。

また、ナンガオーロラライト450DXでも寒いと感じる時には保温性をより高められるようインナーシュラフを入れて寝ることもあります。

保温性の高い寝袋を使用することも冬の車中泊では重要なポイントと言えるでしょう。

5.寝る前に車内を温める

社内に設置された電気ストーブ

快適な睡眠をとるためには車内を温かくすることも大切です。

車のエアコンを使うのも一つの方法ですが、エンジン音が周りの人の迷惑になることも考えられるので、電気ヒーターで車内を温めたり、車内でお湯を沸かして車内を温めたりする方法がおすすめです。

筆者も就寝前には電気ヒーターで車内を快適な温度にしてから入眠するようにしています。

車内が温かくなると自然とぽかぽかして眠れるような気がするのでまずは車内を温かくすることを意識しましょう。

ここまですぐに実践できる冬の車中泊で快適に過ごすためのコツを5つ紹介してきました。

次に筆者が実際に使用している冬の車中泊で便利なグッズをご紹介していきます。

冬の車中泊グッズを見てみたい方はチェックしておいてくださいね。

冬の車中泊にあると便利なグッズ

車内に設置された電気ストーブ

ここからは筆者が実際に冬の車中泊では欠かさず持っていく必需品を解説していきます。

冬の車中泊に何を持っていけば快適に過ごせるのか、持ち物で迷っているという方はぜひ参考にしてください。

  1. 湯たんぽ
  2. 電気ヒーター
  3. IHクッカー
  4. ポータブル電源
  5. 寝袋

実際に筆者が使っているものを紹介していきますね。

1.湯たんぽ

湯たんぽ

冬の車中泊で筆者が欠かさず持参するものの一つに「湯たんぽ」があります。

直火で温めることができる「湯たんぽ」なので、使いたいときにそのままコンロで温めるだけ。

お湯をケトルで沸かして湯たんぽに入れ替える必要がないので車中泊でも便利です。

メーカー:土井金属化成
商品名:トタン 湯たんぽ 1.2L
サイズ:約192×192×64mm

2.電気ヒーター

スリーアップ株式会社のスマートストーブ

電気ヒーターはヒーターが当たる部分は数秒で温まるので、冷えた身体を温めるには最適です。

ただし、電気ヒーターは消費電力も比較的高いため、ポータブル電源の容量を見ながら使用する必要があるのは注意してください。

とはいえ、極寒の日で電気ヒーターの消費電力を気にしたくない場合にはキャンプ場の電源サイトやRVパークを使用するなどの工夫をすることで、快適な車中泊が過ごせるでしょう。

メーカー:スリーアップ株式会社
商品名:スマートストーブ
サイズ:幅32×奥行16×高さ46cm
消費電力:強/900W、中/600W、弱/300W

(現在は売り切れの状態)

スリーアップ様の別商品

【数量限定】【在庫限り】スマートストーブ コード収納 ボックス付 DSD-1631WH ホワイト マット 質感 丸み デザイン 簡単操作 強弱 運転切替可 コンパクト 持ち運び ソファ ダイニングテーブル 足元 キッチン トイレ 脱衣所 暖房 スリーアップ

3.IHクッカー

車内の棚に設置されたIHクッカー

IHクッカーは手軽に車内で鍋や調理を楽しめるおすすめグッズの一つです。

シングルバーナー やカセットコンロなどを車内で使用する場合もありますが、どうしても火器の危険性が伴うためなるべく避けたいもの。

そうしたときにIHクッカーであれば火を使用しないのでより安全に調理が可能です。

メーカー:dretec
商品名:ミニチュラ
サイズ:約 幅18.5×奥行19.5×高さ5.5cm
定格消費電力:800W

4.ポータブル電源

ポータブル電源にコンセントを指す

上記で紹介した「電気ヒーター」や「IHクッカー」を使用するためのポータブル電源は冬の車中泊では欠かせないマストアイテムです。

コンパクトなものから大容量なものまでさまざまなポータブル電源がありますが、筆者が使用しているのは「BLUETTI・EB70S」です。

716Whの大容量でスマホやデジカメ、パソコンの充電はもちろん上記で紹介した電気ヒーターも問題なく使用できます。

メーカー:BLUETTI
商品名:EB70S
サイズ:約幅32×奥行き21.7×高さ22.2㎝
バッテリー容量:716Wh

まとめ:冬の車中泊は工夫次第で快適に過ごせる!

車中泊可能な車のバックドアを開いた状態の寝室部

冬の車中泊で快適に過ごすためのコツや車中泊歴5年の筆者が実際に冬の車中泊で使用している便利なグッズを紹介してきました。

冬の車中泊は寒さとの戦いではありますが、コツを意識するだけで車内でも寒さを感じることなく過ごすことができます。

冬の車中泊で過ごすための工夫を知りたい、どうしたら快適に冬の車中泊を過ごせるのかと悩んでいる方の参考になれば幸いです。

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