キャンプで炭を簡単に着火させるための効果的な方法

炭火は、アウトドア料理やキャンプで欠かせません。

しかし、炭に着火させることって最初のうちは中々難しかったりします。

また前年の使用した炭が余ってて勿体ないから使用するケースもあり、古い炭を使っていると中々着火しずらいですよね。

この記事では、炭を効果的に着火させるための方法を紹介します!

これらのテクニックを使って、手軽に炭に火を起こせるようして、美味しいキャンプ料理を楽しみましょう!

解決テクニック

炭の種類と品質を選ぶ

炭の種類と品質は着火の成功に大きく影響します。

木炭にはいくつか種類があり、それぞれ 【火の付きやすさ】【燃焼時間】【火力】 に違いがあります。

各木炭の特性を理解し、目的に合った最適な木炭を選ぶことで、より快適なアウトドアを楽しみましょう!

この項目では、【白炭】黒炭】【ヤシガラ炭】【チャコールブリケット】 についてまとめます。

【白炭(しろすみ)】

白炭は竹を原料にした木炭の一種で、非常に高温で燃焼する特徴があります。

竹を特殊な窯で約1週間かけてじっくり焼き上げることで、均一な白い色合いに仕上がります。

その名の通り、真っ白な色が特徴的で見た目が美しいことから、料亭などでも使われることがあります。

白炭は高い火力と熱効率を持ち、煙や臭いが少ないので、焼き物や炭火焼き料理に最適です。

また、長時間の持続火力があるため、長時間の調理や焚火にも適しています。

【黒炭(くろすみ)】

黒炭は主に様々な木材を原料にした木炭です。

一般的に、白炭よりも低温で製造されるため、表面が黒くなります。

黒炭は比較的リーズナブルな価格で入手でき、一般的なバーベキューなどでよく使われます。

燃焼時間は白炭に比べてやや短めですが、十分な火力と熱を持ち、料理を楽しむのに適しています。

黒炭は火力が安定しており、初心者から上級者まで幅広く利用されます。

【ヤシガラ炭(やしがらすみ)】

ヤシガラ炭は、ココナッツの殻を原料にした木炭です。

ココナッツの殻は再生可能資源であり、廃棄物を利用して作られるため、環境にやさしい選択肢となります。

ヤシガラ炭は高い火力を持ちながら、煙や臭いが少ない特性があります。

そのため、室内や狭いスペースでのバーベキューや焚火に適しています。

また、燃焼時間が比較的長く、火持ちが良いため、調理にも利用されます。

ヤシガラ炭は軽量で持ち運びが容易な上、環境への配慮があるため人気があります。

【チャコールブリケット】

チャコールブリケットは、木炭粉末とバインダーを混ぜて成形した固形燃料です。

均一な形状を持ち、火持ちがよく、使い勝手が良いのが特徴です。

また、バーベキューや焚火の際に余計な煙や臭いが発生しにくいため、屋内や都市部での利用にも適しています。

チャコールブリケットは白炭や黒炭に比べて燃焼時間が長く、一定の火力を持続させることができます。

一般的に安価で手に入りやすいため、初心者からプロまで広く利用されています。

炭の配置を工夫する

炭を着火する前に、炭の配置を工夫してみましょう!

効率的な炭の配置方法をいくつかご紹介します。

【ティピー形配置】

まず、地面に薄く小枝を敷き詰めて火床を作ります。

その上に火の元となる紙や乾いた木の葉などを置き、その上に火口を向上させるように炭を配置します。

最初は三角形のようなティピー(テントのような形状)を作るイメージで炭を積みます。

これにより空気の循環が促進され、火の元の熱が炭に均等に伝わります!

【ログハウス形配置】

地面に薄く小枝を敷き詰めて火床を作ります。

その上に縦に直径の大きい丸太を2本並べ、その上に横向きに直径の小さい丸太を交差させるようにして積み上げます。

このログハウス形の積み方により、炭が均等に加熱され、燃焼が効率的に進みます。

【インディアン形配置】

地面に薄く小枝を敷き詰めて火床を作ります。

その上に1本の長い丸太を置き、その両側に炭を放射状に配置します。

このインディアン形配置により、火が中心から均等に炭に伝わり、燃焼が均一に行われます。

【ビルドアップ形配置】

ビルドアップ形は、少量の炭から始めて、徐々に炭を追加していく方法です。

最初に少量の炭を地面に敷き詰めて火床を作り、そこに火を着けます。

その上に徐々に炭を追加していきます。

これにより、火が確実に燃焼し、徐々に炭を増やすことで、火が大きくなるにつれて炭の量が増え、効率的に燃焼が続くようになります。

着火剤を使用する

着火剤は炭を素早く燃え上がらせるために役立ちます。

ガスバーナーや着火剤ブロックを使って簡単に行えるのでとても便利です!

ただ筆者としては着火剤に含まれる成分が煙に混ざり、少し抵抗がありますが確実に火を起こしたいという場合には選択しとして入れておくのが良いと思います。

着火剤は炭に直接触れるように配置し、炭が十分に燃えるまで待ちましょう。

チムニースターターを活用する

チムニースターターを使うことで着火剤を使わずとも簡単かつ素早く着火させることができます。

チムニースターターの下に新聞紙を詰め、上部に炭を入れます。

下から火をつけ、炭が白く灰色になるまで待ちます。

火が大きくなってくると、ロケットストーブの様に激しく燃えるので、その火力で炭に火を付けます。

十分に火が付けば完了です。

炭をグリル等に移動させましょう。

風を遮断する

風が強い場所で炭を着火する場合、風を遮断することも重要です。

風が炎を吹き消したり、風に煽られている状態だと十分に炭に火が当たらないので着火が不十分な状態になってしまいます。

そのような状況を防ぐためにも風がある場合は風よけの壁を作りましょう。

まとめ

炭を簡単に着火させるためには、適切な炭の選択、配置の工夫、着火剤や道具の活用、風を遮断するなどのテクニックが重要です。

この記事で紹介している方法を試して、効果的に炭火を起こし、料理などを楽しんでください!

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