キャンプ道具が増えてきたり、ソロキャンプからファミリーキャンプになったりする中で、「アウトドアがもっと快適になる車が欲しいなぁ」と考える方もいるのではないでしょうか。
しかし、いざ自分で選ぼうとするとなかなかどうしていいかわからないもの。
今回はアウトドア向きの車の選び方を解説します!
アウトドア向きな車の選び方!
その1:積載量と広さ
アウトドア向けの車として一番大事なポイントは積載量と車内の広さです。
アウトドア向けの車といったら大きめの車をイメージする方も多いと思いますが、やはりキャンプ道具やスノーボード、釣り道具など、アクティビティに必要な荷物をたくさん積んでも問題ないくらいの積載量は必要です。
ただ、ソロキャンパーさんや車でミニマルなキャンプをされるファミリー、またルーフキャリア(屋根の上につける収納ボックス)を考えている方は積載量についてあまり気にしなくてもいいかもれしれません。
広さというのは、シートがフルフラット可能かどうかという点です。
車中泊ができるという点のほか、フルフラットになるということは結果的に積載量が増えるというメリットにもつながりますし、車内で着替えたりする場面で何かと広い方がいいですね。
その2:走行性能
続いては車の走行性能です。
街乗りはもとより、キャンプ場やアクティビティ施設周辺の悪路でも問題なく走ることができる車を選ぶと良いです。
具体的にいうと4WD(4 Wheel Drive)の車がオススメ。
(ちなみにAWDというタイプもありますが、意味はほぼ同じなのでどちらでも大丈夫です。)
まぁ実際のところキャンプ場等々まで、悪路というのは目的地付近のみなことが多いです。
どちらかというと高速安定性能だったり長距離を走るのに快適な車を選びましょう。
その3:掃除のしやすさ
防水加工や、傷に強い素材のものを選びましょう。
アウトドアで楽しんだあとは片付けが付きものです。
汚れのついたもの、水で濡れた着替えなんかを車に積むときにいちいち気になっていては片付けが進みませんよね。
サッと一拭きできたり、汚れがつきづらい素材のシートであれば気にせずガンガン使えます。
番外:見た目
なんだかんだこれ結構大事だと思います(笑)ビビッときた見た目の車に乗るのが一番大切です。
おしゃれな車は特にSNSで映えるというメリットもありますし、長くお手入れをしていけば自分だけの特別な一台になること間違いありません。
オススメの車体
SUV:アウトドアの王道
やはり最もオススメなのはアウトドア車の代表と言えるSUVが挙げられます。
SUVは様々な種類がありますが、コンパクトSUVと呼ばれるタイプの車種でもある程度の積載量を持ちます。
また、フルフラットにできるタイプのシートを採用している車も多く、車中泊をするにも快適に過ごせるでしょう。
地上高も高くオフロード走行も得意です。
ミニバン:大人数やロングキャンプ向け
箱型で主に3列のシートが採用されている車種。近年アウトドア車として流行っているハイエースなどが含まれます。
やはり3列シートというだけあって、SUV以上の積載量を誇るものが多いです。
後部座席を完全にフルフラットにできるタイプのものであれば、車中泊をメインとしたキャンプまで楽しむことができるでしょう。
オフロードには少々強みを発揮できないかもしれませんが、目線が高く、長距離運転に対する支援装置が豊富な車種が多かったりと走行性能は文句なしです。
ハイトワゴン:高バランスでなんでも対応可能
一般的な5ドアの車の背を高くしたようなタイプです。
街乗り・アウトドア・行き帰りの走行とどれをとってもバランスの良い車種です。
積載量はSUVやミニバンと比べるとやや劣ってしまいますが、ソロやカップルキャンプをメインとするキャンパーさんには十分です。
ピックアップトラック:悪路にはもってこいの頼れるヤツ
海外で人気の高いモデルになります。
大きめのボディに大容量エンジン、大型のタイヤと、どんな道でも走ってくれる頼もしい車です。
後部はオープンな荷台になっていますので積載量も申し分なしな1台です。
カスタム次第では車中泊なんかもできてしまします。
オススメ車種
TOYOTA ランドクルーザー250(旧プラド)|SUVの定番
国内外問わず圧倒的な人気を誇るSUVの代表格、ランドクルーザープラドです。
「どこへでも行き、生きて帰ってこられる」というコンセプト通り、どんな悪路も走破可能な性能を誇っています。
長年プラドとして愛されてきましたが、2023年8月2日に前代の4代目ランクルプラド150から14年となるフルモデルチェンジを果たし、”ランドクルーザー250”という名前で登場しています。
全長4950mm、全幅1970mm、ホイールベース2,850mmというボディサイズで安定した走行性能を持ちます。
収納力も高く、シートアレンジが柔軟にできますのでより多くの荷物を積んだり車中泊したりと、まさにアウトドアな人向けの一台といえますね。
TOYOTA RAV4Adventure|スタイリッシュなシティユースSUV
RAV4は2019-2020日本カーオブザイヤーを受賞したSUVです。
街乗りグレードからオフロードに特化したグレードまで幅広く用意されています。
その中でもアウトドアに寄せたグレードとして登場しているのが、Adventureです。
走行状況に応じてタイヤのトルク配分と後輪トルクを左右独立制御する「ダイナミックトルクベクタリング」が採用されています。
運転席右側にあるセレクターで路面の状況を判断し、そのモードに変更するだけで最適な4WD性能を発揮してくれます。
大きなタイヤ、スタイリッシュな見た目に加えて、収納スペースは580Lと大容量で荷物の心配はありません。
TOYOTA ハイエース|カスタマイズ性抜群の相棒
高い実用性とアレンジの幅、荷室の広さが特徴のハイエース。
特に車中泊をメインとするキャンパーさんたちから人気を集めています。
シートアレンジが自由自在で、車中泊用車として完全にカスタマイズするもよし、キャンプ道具をたくさん積んで出かけるもよし、大人数でワイワイドライブするもよし、自分好みにできる点が魅力です。
特筆すべきなのはその耐久性。
一般的に10万キロを超えると買い替えの目安とされていますが、ハイエースは商用車として30万キロ、50万キロを超えても使われています。
HONDA N-VAN|軽自動車でキャンプするならコレ!
軽自動車をお考えの方には、ホンダのエヌバンがオススメです。
ほとんどの車がリアシートだけなのに対して、こちらの車は助手席までフラットにすることが可能です。
純正アクセサリーの「マルチボード」で車内の荷室を区切ることも可能です。
アレンジ幅が広く、たくさんのキャンパーさんたちがオリジナルの車中泊モデルへのカスタマイズを楽しんでいます。
全てのタイプで4WDをラインナップしており、悪路走行性能も悪くありません。
先進予防安全装置「HondaSENSING」を標準装備、Honda軽バン初となるCVT(常に最適な変速比を選択し、その運転状態をキープするシステム)が採用されているなど、走行性能も抜群です。
Jeep Gradiator|圧倒的人気を誇るピックアップトラック
ハイラックスなども人気車種ですが、海外から圧倒的人気を誇るジープのグラディエーターを紹介します。
全長5,600mm×全幅1,930×全高1,850mmと圧倒的な大きさを誇るグラディエーター。
ピックアップトラックなので、車内+後部にもたくさん積載できます。
海外で人気のジープ、耐久性も桁違いです。
フロントスウェイバーディスコネクトシステムと呼ばれる凹凸の激しい岩場でも安定した走りを可能にするシステムを採用。
悪路走行にもってこいですので、これ一台でどんな場所でもキャンプしに行けますね。
まとめ
今回はアウトドア向けの車の選び方とオススメの車種を紹介してきました。
大人数でキャンプをするのか、ソロとして少ない荷物で楽しむのかキャンプスタイルは様々ですが、それに付き添ってくれる愛車は一生の相棒となります。
今回のポイントを踏まえ、ぜひ自分に合ったお気に入りの一台を選んでみてください!