焚き火には多くの魅力と効果があります。
1つ目は、焚き火の炎や音は私たちの感覚に直接働きかけ、リラックスや安心感を与えてくれます。
その暖かさは心身を癒し、ストレスを軽減する効果があるのです。
2つ目は、焚き火の周りで過ごす時間は、家族や友人との絆を深める絶好の機会となります。
リラックスした状態で、普段なかなか話せないことを焚き火を囲みながら話すことでより仲が深まります。
さらに、焚火は自然とのつながりを感じる機会でもあります。
星空や自然の音を楽しみながら行う焚き火は、心を豊かにする不思議な力を持っています。
しかし、火おこしは初心者にとっては難しい作業に感じるかもしれません。
この記事では、必要な手順を理解してもらい、シンプルで効果的な焚き火の火おこし方法について紹介します!
必要な道具の準備
焚き火を始める前に、以下の道具を用意しましょう
- 着火材料(新聞紙、乾燥した木くず、薪の削りくずなど)
- 着火剤(ライターやマッチ)
- 薪(乾燥した薪が最適です)
- 火口(焚き火台や石で作った円形の場所)
- 焚き火台シート(必ず必要ではないですが場所によっては必要です)
- 火消し壺(キャンプする場所によっては炭捨て場が無いところもありますので火消し壺があると便利です)
焚き火台については安いものであれば3000円ほどで販売されています。
薪は良く乾燥されたものが良く、またホームセンターで売られている針葉樹は油分が多く火が付きやすいため簡単に火を付けられます。
火口の準備
焚き火をするためには、適切な火口を作ることが重要です。
地面を平らにし、周囲に燃え移りにくい素材を置くことで、安全性を確保しましょう。
また、風の影響を受けにくくするため、風除けを設置することもおすすめです。
薪の下に着火剤となる木くずを敷き詰めて火をつけやすくしましょう!
木くずは用意する手間があるためホームセンターで売られている専用の着火剤を使用すると効率的です。
火おこしの手順
- 火口の中央に着火材料を詰めます。
- 新聞紙をねじって球状にし、その上に木くずや薪の削りくずを置きます。
- 着火剤を使用して着火材料を点火します。
- ライターやマッチを使い、着火材料の下から点火すると効果的です。着火剤を使うとすぐに燃え広がるのでライターはチャッカマンなど先端が長いものを使用すると安全です。
- 着火材料が燃え始めたら、燃え移りやすい乾燥した小さな薪を火口に追加します。薪を火口の中央に対角線上に配置すると、十分な酸素供給が行われます。
- 火が強くなってきたら、大きな薪を追加します。
- 火が安定してきたら、ゆっくりと焚き火を楽しみましょう。
必要に応じて薪を追加することを忘れずに!
焚き火の安全性について
焚き火を楽しむ際には、安全性を最優先に考えましょう。
以下のポイントに留意して下さい。
- 火口周辺には燃え移りにくい素材を配置し、安全な距離を保ちましょう。
- 焚き火を監視し続け、近くに消火用具(水や砂)を用意しておきましょう。
- 火の近くで遊ばないように注意し、特に子供たちには火の危険性を教えましょう。
- 焚き火を終了する前に、完全に消し炭になるまで待ちましょう。
焚き火をした後の木は炭となり長時間高温状態となります。
寝泊まりのキャンプであれば消化してから翌日までそのままにして完全に燃え尽きるまで時間の余裕がありますが、デイキャンプ等でキャンプ場から退出する時間が限られている場合は炭を水につけて完全に消火される時間を早めることができます。
まとめ
焚き火の火おこしは初めての人にとっては難しく感じるかもしれませんが、正しい手順と安全性を守ることで、楽しくアウトドアを行うことができます。
本記事で紹介したシンプルな手順を覚え、焚き火の火おこしを成功させましょう!