最近のアウトドアブームの中でも一人でキャンプを楽しむ「ソロキャンプ」を始めたいと思っている方は多いようです。
とはいえ、テントや寝袋、テーブルやチェアなど必要なものが多くてよく分からない。いろいろとキャンプ道具を見ていても何を基準に選べばいいのか選び方のコツが分からない。
このような悩みを持つ方も多いのではないでしょうか?
そこで、本記事ではキャンプ歴15年の筆者が、ソロキャンプを始めたいと思っている方向けに「ソロキャンプ初心者がまず揃えたいキャンプ道具10選」を紹介していきます。
筆者が実際に使ってよかったキャンプ道具を紹介しているので、はじめてのキャンプ道具で失敗したくない、ソロキャンプに必要な道具を知りたいという方はぜひ参考にしてください。
最後まで読めば「キャンプ道具の最適な選び方」や「ソロキャンプに必要な道具」が理解できるでしょう。
キャンプ道具はこうやって選べば間違いない
そもそもキャンプ道具の選び方にはコツがあります。筆者もキャンプ初心者の頃は道具の選び方のコツをよく知らずにとにかく気になるもの・人気のものを購入してたくさん失敗してきました。
キャンプ道具の選び方のコツを意識することでキャンプ道具の購入での失敗は避けられるようになるはずです。まずはキャンプ道具の選び方のコツをしっかりと理解していきましょう。
キャンプ道具を選ぶ際に気を付けるべき注意点は以下の3点
- コンパクトで軽量かどうか
- 耐久性があるか
- 使いやすいかどうか
それぞれ具体的に紹介していきますね。
コンパクトで軽量かどうか
ソロキャンプの道具選びでまず大切なポイントとなるのが「コンパクト性」と「軽量さ」です。
例えばテント一つとっても大きさや重量はさまざま。とはいえ、大きければいいという問題ではありません。大きいテントの場合、快適性は確保できるかも知れませんが、設営や撤収では労力が必要だったり、時間がかかったりなどのデメリットがあります。
ソロキャンプの場合はすべての設営や撤収などの作業は一人で行わなければいけないので、まずは「コンパクトで軽量」のものを選ぶようにするといいでしょう。
耐久性があるかどうか
キャンプ道具とはいえ、価格帯の幅も様々です。価格が全く違うのに似たような道具も多く展開されています。とはいえ、似ているグッズでも「耐久性が全く違う」ということはキャンプ道具ではよくある話です。
安ければいいというわけではなく、しっかりと耐久性があるかどうか、ガシガシ使うアウトドアだからこそ意識しておきたいポイントですね。
耐久性があるかどうかはSNSで実際にその商品を使っている人の投稿を確認したり、ネットで商品のレビューを見て、ネガティブなレビューがないかをリサーチしたりすることで失敗を避けられるでしょう。
使いやすいかどうか
使いやすいかどうかもキャンプ道具を選ぶ際には重要なポイントとなります。
キャンプ歴15年の筆者の経験上、使うたびに「組み立てが複雑で設営に時間がかかる」「手を挟みやすくて危険」などの懸念点があるキャンプ道具はいずれ使わなくなります。
可能であれば購入を検討している道具を実際にキャンプ用品店などで組み立て方や使い方を試してみるといいでしょう。
ソロキャンプ初心者がまず揃えたいキャンプ道具10選
ではここから実際にソロキャンプ初心者がまず揃えたいキャンプ道具10選を紹介していきます。どれも筆者が実際に使いながら使いやすさや耐久性が優れて長年使っている道具になります。
ソロキャンプを始める方で道具選びに悩んでいるという方はぜひ、参考にしてください。
テント【MSR・ハバハバNX】
テントは5年以上MSRのハバハバNXを使っています。
キャンプを始めた当初は大きなテントでキャンプをしていましたが、「撤収が手間」「設営に時間がかかる」などの理由でどんどんコンパクトに。
ハバハバNXは2人用のテントなのでソロであれば荷物を入れても十分な広さを確保できます。重さもわずか1.7キロほどなので運ぶ際のストレスも軽減できるのでおすすめのテントです。
寝袋・シュラフ【ナンガ・オーロラライト450DX】
寝袋も今までに3つほど買い換えていますが、ようやくここ数年はナンガ・オーロラライト450DXで落ち着いています。
3シーズンの寝袋ですが、服を重ね着したり、毛布を併用したりすることで4シーズン使うことも可能です。なんといってもダウンなので保温性が高いのが大きな特徴といえます。
今まで比較的低価格なシュラフを使っていましたが、寝袋は快適な睡眠に直結するので妥協せずにいいものを選ぶようにするといいでしょう。
マット【サーマレスト・Zライトソル】
キャンプだけでなく、登山者からも人気のマットレスである「サーマレスト・Zライトソル」。
わずか数秒で設営できるメリットだけでなく、裏面と表面を工夫するだけでオールシーズン使えるマットレスなのも嬉しいポイント。
これだ!と思えるマットレスになかなか出会えず、さまざまなマットレスを試してきた筆者もこのサーマレスト・Zライトソルに出会ってからマットで悩むことがなくなりました。
クーラーバッグ【HYAD・クーラーパック8L】
ソロキャンプでキャンプご飯を楽しみにしている方も多いのではないでしょうか?そんな方は、しっかりと保冷機能のあるクーラーバッグを選ぶことも大切です。
クーラーボックスはクーラーバッグと比べると保冷機能も高く、オールシーズン使えるメリットはありますが、どうしても場所をとってしまうといったデメリットがどうしても出てきます。
そのため、筆者は愛用しているのが「HYAD・クーラーパック8L」です。コンパクトでありながら1人分の食材であれば十分に入ります。また、使わない時にはコンパクトにたためるのも嬉しいポイントです。
ライト【Beszing・LEDランタン】
BeszingのLEDランタンはライトとしての使用はもちろんですが、その他にモバイルバッテリーとしても使用できるのでスマホのバッテリー残量が不足しても安心なのが大きな特徴です。
筆者も4年ほど使っていますが、落としても壊れない耐久性もあり、とても気に入っています。
本体にフックが直接固定されているのでS字フックやカラビナを用意する必要もありません。明るさは約300ルーメンほどですが、ソロキャンプのメインランタンとしても十分使用できるでしょう。
焚き火台【UCO・フラットパックグリルM】
ソロキャンプと言えばのんびりと焚き火を眺めて過ごす時間をイメージする方も多いのではないでしょうか?のんびりと焚き火を楽しみたい方におすすめの焚き火台が「UCO・フラットパックグリルM」です。
本体を開くだけで特に組み立てが必要ないので、キャンプ場に到着後すぐにでも焚き火を楽しむことができます。また、少ない薪でも焚き火を楽しめるように三角形になっているのもフラットパックグリルMの大きな特徴でしょう。
ソロキャンプであれば、もう一回りコンパクトなSサイズもメーカーから出ているので、検討してみてもいいかも知れません。
チェア【ヘリノックス・タクティカルチェア】
チェアもソロキャンプでは欠かせない道具の一つですよね。
ヘリノックス・タクティカルチェアは色味が落ち着いていて、テントサイトの雰囲気を邪魔しないのが大きな特徴。
シンプルでありながら驚くような座面の心地よさについ時間を忘れてしまいます。
テーブル【スノーピーク・ちゃぶ台M】
スノーピーク・ちゃぶ台Mは名前の通りちゃぶ台なので一見アウトドアには不釣り合いなのでは?と思うかも知れませんが、アウトドアメーカー「スノーピーク」の人気テーブルの一つとも言われています。
ワンアクションで設営が完了し、すぐに荷物を置いて使用することができます。設営の手間が省ける道具はソロキャンプでのんびりと自然を満喫したいときには重宝しますね。
シングルバーナー【イワタニプリムス・ウルトラバーナー】
調理には不可欠なシングルバーナーですが、種類が多すぎて選べないという方も多くいるはずです。
「ウルトラバーナー」は荷物をなるべく軽くしたい、コンパクトな道具で揃えたいといった登山者の中でも愛用している方が多いシングルバーナーです。
シングルバーナーの中では圧倒的コンパクトさを兼ね備えていながらも、高火力であっという間にお湯が沸かせられます。シングルバーナーで悩んだらとりあえず「ウルトラバーナー」を選べば間違いないです。
ケトル・鍋【Trangia・ケトル/メスティン】
調理に欠かせないケトルやメスティンですが、おすすめは「トランギア」というメーカーの製品です。
デザインの国、スウェーデンで作られたシンプルで使いやすい、耐久性の高いアウトドアブランドです。筆者も長年使用していますが、壊れることもなく、使いやすくとても気に入っています。
メスティンは「煮る」「焼く」「炒める」「蒸す」など様々な調理法にも対応できるので1台あればほとんどの調理は問題なくできるはずです。
まとめ:ソロキャンプは道具次第で快適に過ごせる!
ここまで「キャンプ道具の選び方」や「ソロキャンプにおすすめの道具10選」を紹介してきました。
ソロキャンプは道具次第で自然を思う存分満喫できる快適な時間が過ごせるはずです。
ソロキャンプをしてみたいけど道具選びで迷っている、何を基準に選べばいいのか分からないと悩んでいる方のキャンプ道具のヒントが見つかれば幸いです。
キャンプ歴15年のアウトドアライター。キャンプが好きすぎてアウトドアグッズ専門店のスタッフやキャンプ場スタッフを経験。
現在は自分でDIYをした車中泊仕様車で全国を旅しながら面白い発見や旅のコツを発信中。