目次
1. 利用シーズン
キャンプのシーズン(春、夏、秋、冬)に適したテントを選びましょう。
テントには大きく分けて4シーズンテントと3シーズンテントがあります。
4シーズンテントについて
4シーズンテントは春、夏、秋、冬のすべてのシーズンで利用できるように設計されているテントです。
寒冷地や雪深い地域での使用に適しています。
- 耐寒性: 寒冷地での使用を想定しており、厚手の生地や断熱材を使用しています。これにより、寒い季節でも内部の温度を保つ効果があります。
- 風に対する耐性: 高風速にも耐えるように強固な構造になっており、暴風雨や吹雪のような過酷な状況でも頼りになるテントです。
- 耐久性: 4シーズンテントは高品質で丈夫な素材が使われているため、頻繁な使用や過酷な状況でも長期間にわたって使用できます。
- 重量: 4シーズンテントは耐久性や防寒性を重視するため、一般的に3シーズンテントよりも重くなる傾向があります。
3シーズンテントについて
3シーズンテントは春、夏、秋の3シーズンで使用されることを想定して設計されているテントです。
- 通気性: 暑い季節にも快適に過ごせるよう、通気性を重視した設計になっています。暑さや蒸れを軽減するためのメッシュ素材や通気口が多く取り入れられています。
- 軽量: 3シーズンテントは登山やトレッキングなどで持ち運ぶことを考慮して、軽量かつコンパクトなデザインが一般的です。
- 耐風性: 3シーズンテントも一般的な天候や軽度な風雨には耐えられるよう設計されていますが、特に強風には弱い場合があります。
- 価格: 4シーズンテントよりも一般的に価格が安く、初心者キャンパーや3シーズン利用がメインの方に適しています。
2. テントのタイプ
キャンプのスタイルに合ったタイプを選びます。
ドーム型、トンネル型、キャビン型など、それぞれ特長があります。
ドーム型
特徴
ドーム型テントは、ドーム状の弧を描くフレームを持つテントです。
通常、テントの中央部分が高くなっていて、天井が広々としています。
多くの場合、2人用から大人数用まで様々なサイズがあります。
利点
- 頑丈な構造:アーチ型フレームが強風に対して安定性を提供します。
- 収納スペース:天井が高いため、広い収納スペースが確保できます。
- 組み立てと撤収が簡単:フレームがシンプルで、設営と撤収が比較的容易です。
トンネル型
特徴
トンネル型テントは、複数のアーチ型フレームが連なった構造を持ちます。
長いトンネル状になっているため、内部空間が広くなります。
通常、大人数用のファミリーテントとして使用されることが多いです。
利点
- 多人数収容:大きなスペースを提供し、家族やグループで使用するのに適しています。
- 頑丈な構造:複数のフレームが風に対して安定性を提供します。
- 広さ:広い内部スペースに加えて、複数のポケットや収納スペースがあることがあります。
キャビン型
特徴
キャビン型テントは、直立した壁と垂直なサイドウォールを持つ、四角い形状のテントです。
家のような外観をしており、内部のスペースが非常に広く使えます。
主にキャンプ場での長期滞在に適しています。
利点
- 広さ:直立した壁により、内部での動きが自由で快適です。
- プライバシー:複数の部屋や区画が設けられることがあり、プライバシーを確保できます。
- グループや家族向け:大人数での利用に適しており、快適なグループキャンプが楽しめます。
3. 収容人数とスペース
快適なキャンプをするために必要なスペースを考慮し、収容人数に余裕を持たせることが重要です。
予め利用人数をイメージして、ゆとりのあるテントを購入しましょう!
4. 耐水性と防水性
天候の変化に備えて、耐水性が高くて防水処理が施されたテント選びも重要です。
特に梅雨のシーズンのキャンプでは急に雨が降ったりもしますので、テント自体に防水性があれば安心できますね。
しかし、その分コストが高くなるので梅雨のシーズンを避けるとか、天気予報をチェックして雨が降りそうであればキャンプ場の予約をキャンセルするなどすれば、ここのコストは考えなくても良くなりそうです。
5. 設営の簡便性
キャンプ場での設営や撤収がスムーズに行える簡便な構造のテントを選ぶと便利です。
ソロキャンやファミキャンでは、基本的に1人での設営作業になるかと思います。
ソロキャンでは早く設営を終えてのんびりしたいですし、ファミキャンでは子供たちもいるので設営を早く済ませて遊ぶ時間や料理をする時間に使いたいかもと思います。
なので慣れるうちは簡単に設営できるタイプのテントを選ぶこともキャンプを楽しむ要素としては重要です!
6. 重量と携帯性
キャンプ場までの移動や持ち運びがしやすい軽量でコンパクトなテントを選びます。
ソロキャンでバイクや自転車で楽しむ方は特に意識しておくべき項目かなと思います。
車でももちろん軽自動車を利用していたり荷室のスペースに限りがある方は携帯性などを考慮しておくのも重要な要素です。
7. 通気性と調節性
快適な寝心地を確保するために通気性の良いテントや調節可能な通気口を備えたテントがおすすめです。
春や秋でも日差しがあると意外にもテントの中は暑くなりがちです。
通気口があり、風通しが良いテントがあればテントの中でも快適に過ごせます。
8. 耐久性と材質
長期間の使用に耐える耐久性があり、高品質な素材のテントを選ぶことも大切です。
安いものを購入しても、そのシーズンで破れてしまったり、骨が折れてしまっては毎年テントを購入しなくてはいけません。
かと言って初心者のうちはハマるかどうかの瀬戸際なのでここを無理に意識する必要は無いかと思います。
9. 付属品とアクセサリー
テントに付属するペグ、タープ、修理キットなどのアクセサリーが充実しているか確認しましょう!
初心者の内はセットで販売されていると別で購入する必要も無いので頼もしいですし、無くてもペグや修理キットなどはAmazon等で販売もしているので別で購入してもそこまで金額的に高くありませんし必要な場合は別途購入を検討しましょう。
10. 価格と予算
予算内で満足のいく品質のテントを選ぶようにし、長期間の利用を考えて投資することが大切です。
また、慣れてきてキャンプ楽しいな!来年も行こう!となってきたときに、今のテントがダメになってしまったらワンランク上のテントを購入することも視野に入れて良いかと思います。
まとめ
テントを選ぶときは、利用シーズンを決めて、それに適した機能性を考えて購入を検討してみてください!
利用シーズンが限定されれば、その分不要な機能性も明確になり、自然とコストを下げられます。
ただテントは2つもいらないよという方は思い切ってオールシーズンに対応したテントを購入するのも1つの手かなと思います。
キャンプは不便さを楽しむものではあるかと思いますが、良いテントを購入しても設営に時間がかかったりしていたら本末転倒です。
設営はスマートに行い、そのあとの非日常的な不便さを楽しみましょう!